クリーンAg+ 銀精® ぎんせい
除菌消臭のしくみ
POINT銀イオンが菌を除くまでの流れ
除菌消臭とは?
除菌とは、一般に化学的・物理的に微生物を取り除くことを意味します。
消臭とは臭いを消すこと意味し、生ゴミや汚物、体臭や汗など、私たちが不快に感じる臭いの原因は微生物によることがほとんどで、除菌をすることで同時に消臭も実現できます。
これまで私たちが身近に入手できた除菌剤は、強い成分で微生物を攻撃する除菌剤でした。微生物を除菌できるほど強い攻撃成分は、使用者や使用物への影響も軽微ではなく、手が荒れたり・変色したり・吸い込むと危険だったりします。
一方、銀イオンは、微生物を別の物質に変化させ微生物では無くしてしまうという魔法のような除菌アプローチをします。それゆえ、使用者や使用物へダメージを与えることはありません。
参考 - 「独立行政法人 国民生活センター」https://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20200515_2.html
ページ目次
❶ 銀イオンの発生
イオンという状態は、物質が電荷電気を帯びている状態のことを指します。
銀イオンとは 銀が+プラスの電気を持っている状態のことで、数式で表すと
銀イオンAg+ = 銀Ag + プラスイオン+
となります。
銀が水水分と接すると、微量の銀イオンが自然発生します。また、銀と水を電気分解したり、銀を水に溶かしたり(溶解)することで人工的に銀イオンを発生させることができます。
❷ 菌やウイルス
菌やウイルスなどの微生物は、+プラスと-マイナス両方の電気を持って存在しています。
+プラスと-マイナスの電気をもって存在している菌やウイルスなどの微生物は、どちらかの電気を失うとその状態を保てなくなります。
参考 - 「国立国会図書館 - 微生物付着に及ぼす静電場の影響」https://dl.ndl.go.jp/view/prepareDownload?itemId=info%3Andljp%2Fpid%2F10879531&contentNo=1
❸ 菌やウイルスと付着
磁石のN極とS極のように、プラス+の電気とマイナス-の電気は引かれ合う性質があります。
この性質により銀イオンが菌やウイルスに付着すると、銀イオンAg+の持つプラス+の電気が、菌やウイルスなどが持つマイナス-の電気と引かれ合います。
その結果、銀イオンからはプラス+の電気が奪われ、菌やウイルスからはマイナス-の電気が奪われます。
❹ 菌やウイルスが変化
マイナス-の電気を失いプラス+の電気しか持てなくなった菌やウイルスなどの微生物は、その状態を保てなくなり菌やウイルスではなくなります。
菌やウイルスが菌やウイルスではなくなることで、銀イオンによる除菌が成立します。
❺ 銀イオンは銀へ
菌やウイルスがマイナス-の電気を失った一方で、銀イオンはプラス+の電気を失います。
銀イオンはプラス+の電気を失うことにより、銀イオンから銀へ変わります。
銀イオンほどではありませんが、銀それ自体にも除菌作用がありますので、残った銀は抗菌の役割を果たしてくれます。
銀イオンは継続除菌抗菌も
これまでの除菌剤は、揮発きはつしてしまうと除菌効果はなくなりましたが、銀イオンの場合は除菌した後も銀に変化しその場に留まってくれますので、揮発したとしても除菌効果(抗菌)は続いてくれます。
まとめ
銀イオンによる除菌消臭は、菌やウイルスを攻撃するのではなく、菌やウイルスを別のものに変化させる(菌やウイルスを菌やウイルスでは無くしてしまう)アプローチを行います。
攻撃型の除菌とは異なり、使用者や使用物へダメージを与えることがないため安心安全に除菌ができます。どれほど銀イオンの濃度を上げようが安心安全が確保できるので、強力な除菌消臭が実現するのです。
有効な菌やウイルス
銀イオンは、数えきれないほどの菌やウイルスに有効であることが確認されております。下記はその一例です。
ノロウイルス・インフルエンザ・レジオネラ菌・大腸菌 O-157食中毒・白癬菌水虫・サルモネラ菌胃腸炎・モラクセラ菌生乾き臭・SARS重症急性呼吸症候群・スギアレルゲン花粉症・クロコウジカビ食品汚染カビ・アクネ菌ニキビなど
参考 - 「米国 アリゾナ大学 研究資料 -Silver as a Disinfectant-」https://experts.arizona.edu/en/publications/silver-as-a-disinfectant
論文本文 英語(PDF) 和訳(PDF)